高級賃貸に入居したい!気になる年収との関係は?

高級賃貸

高級賃貸に憧れる人も多いでしょう。高級賃貸は一般的な物件よりも家賃が当然高いため、家賃の支払いに困ることになるかもしれません。ここでは、高級賃貸と年収との関係についてまとめていきます。

年収に占める家賃の割合は参考になる?

賃貸住宅で暮らす場合、家賃や共益費を払わなければなりません。そのため、家計の負担にならない範囲内で物件探しをする必要があります。ただし、どれくらいなら大丈夫なのかは個々のケースにもよるでしょう。

家賃の目安として「手取りの3分の1以下」という説があります。こちらの説で単純計算した場合、家賃10万円の物件を希望するなら月収30万円以上必要、20万円の物件なら60万円以上になります。

もちろん、月収から家賃を除いた金額は両者で異なります。前者の生活費は20万円なので、家族構成などによっては厳しいかもしれません。一方、後者では40万円を生活費に充てられるため、余裕がある場合が多いと考えられます。

民間賃貸住宅に暮らす人に関して、国土交通省の興味深いデータがあります。このデータによると、世帯主の48.6%が会社員や団体職員で、世帯年収の平均は499万円となっています。また、最も多い400万円以下が占める割合は30.4%もあります。平均値が高いのは、年収400万~600万円未満(25.2%)などの存在が大きいといえるでしょう。

こちらのデータにある、月額家賃:78,069円、共益費:4,836円(いずれも平均)の金額にも注目です。両者を合わせると毎月82,905円、年間(12ヵ月)994,860円になります。つまり、年間約100万円の支払いが生じるのです。こちらを年収平均:499万で割ると約20%になりました。ただし、年収300万円では約33%。それ以下の年収になると、家賃が占める割合がさらに高くなることが考えられます。

年収が少ないと高級賃貸への入居は難しい?

年収が同じ人でも、家賃と生活費の割合によって事情が変わってきます。もし、家賃が安くても、他の出費が多い場合は家計を圧迫するでしょう。一方、高い家賃の支払いに追われた結果、超節約生活を強いられるケースもあるのです。家賃の捻出で苦しい思いをしないためにも、生活スタイルをきちんと把握する必要があります。高級賃貸への入居を考えている人は、このような背景を参考にするとよいでしょう。

高級賃貸で20万円台や30万円台の物件は、けっして特別なものではありません。さらに、間取りが広いなど、好条件がそろうほど家賃も高くなっていきます。ただし、贅沢を言わないのなら高級賃貸への入居も夢ではないでしょう。実際、家賃10万円台の高級賃貸もあるからです。もちろん、1Kや1DKなどの間取りが多いため、窮屈な生活になるかもしれません。物件探しをするときは、妥協できる点とできない点を決めておきましょう。

まとめ

賃貸物件を探すとき、年収とのバランスを意識する必要があります。「手取りの3分の1以下」の説は一概に正解とは言い切れませんが、参考にするとよいでしょう。

高級賃貸は家賃も割高なので、条件を絞り込んで探すことが大事なポイントです。

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